抗血栓薬ってどんなお薬?

抗血栓薬は「血を固まりにくくする」お薬

様々な理由で血のかたまり(血栓)ができやすくなっていると、その血栓が脳の血管に詰まり、脳梗塞などを引き起こすことがあります。
抗血栓薬は、血を固まりにくくして血栓ができるのを予防します。

抗血栓薬服用中に注意すること

自分の判断で服用をやめたり、薬の量や回数を変更したりせずに、主治医の指示に従って、服用しましょう。脳梗塞や心筋梗塞などを予防する大事なお薬なので、きちんと飲み続けることが何よりも大切です。

こんなときはすぐに医師に相談

抗血栓薬を飲んでいるときには、血が止まりにくい状態になっています。下記のような際にはすぐに医療機関を受診してください。

高齢者(65歳以上)の転倒リスク

転倒・転落が原因の死亡者数は思いのほか多く、交通事故死の約2倍。特に多いのが65歳以上の高齢者です。1) 2)
⾼齢者(65歳以上)ではバランスや視力が障害されたり、筋⼒が低下したりすることで、転倒する危険性が高まると考えられます。加えて、高齢者は転倒の際に頭の血管が切れやすいという特徴もあります。
脳は頭蓋骨の中で浮いており、加齢によって脳が小さくなった高齢者では、転んだときや頭をぶつけたときに脳が大きく振れるため、脳の血管が切れやすくなっています。血管が切れたときに血液はまず頭蓋骨と脳の間に溜まるため、脳に影響が出て症状が出るまでに時間が掛かるのも特徴です。
高齢者では、若年者では問題にならないような軽い転倒で頭をぶつけただけでも重症化しやすくなります。

抗血栓薬を飲んでいてケガをしてしまったら
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